進行性胃がんの定義

癌細胞が胃の壁に浸潤している場合です。病期（ステージ）で言うとⅡ期以上が該当します。

進行性胃がんの症状

すでに早期の段階ではないため､自覚症状があることも少なくありません。食欲不振や体重減少、貧血、吐き気等があります。もっとも、これらの症状があったとしても、他の原因によって生じている可能性もあるため、あまり深く考えずに放置されてしまうことも少なくありません。特有の症状であれば病院に行くきっかけにもなると思うのですが､そうではないところが厄介です。

進行性胃がんと転移

この段階になると、すでに他の臓器に転移している可能性もあります。特に問題となることが多いのが腹膜播種です。これは癌細胞が腹膜に種をまいたようにこぼれ落ちてしまうものです。ほかにも、肝臓や肺、脳や骨への遠隔転移が起きることもあります。進行性胃がんの中でも、転移が起きると治療は難しくなります。生存率を下げないためにも、末期にならないうちに治療を行うことが重要です。たとえ早期とは呼べない段階になったとしても、より進行してしまう前に治療を行うことが完治に向けての重要な鍵となります。

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